ビタミンC点滴療法はガン治療の補助療法になります
がん治療には標準治療(抗がん剤・放射線・手術)があり、まずこれらを行うことが多いですが、治療効果を高めるために、併用してビタミンC点滴療法を取り入れる人が増えています。ビタミンC点滴療法は副作用のない体にやさしいがん治療法であり、補助療法として効果があると注目されています。
高濃度のビタミンCを点滴で静脈内に入れるもので、ビタミンCの血中濃度は経口摂取と比べると20~40倍以上になり、がん細胞に効果があるとされます。高濃度のビタミンCはがん細胞を殺し、抗酸化作用によってがん細胞の発生を抑えることが出来ると期待されているのです。
高濃度ビタミンCはがん細胞のみを選択的に攻撃し、他の細胞を傷つけません。またビタミンCは水溶性のため、大量に摂取しても尿として余剰分はすぐに排泄されてしまうので安心です。経口では不可能な高濃度のビタミンC摂取を、点滴で効率よく行うことで効果を最大限に得られる治療法です。
治療効果だけでなく、ビタミンC点滴療法はQOL(生活の質)を上げることにも役立つとされています。点滴を受けることで抗がん剤の辛さが軽減したり、日常が過ごしやすくなるなどの効果も実感されています。
ビタミンC点滴療法は疲労回復に効果的です
ビタミンC点滴療法は点滴で行うため、ビタミン剤の経口内服と比べると血中濃度を効率よく高めることが出来ます。20~40倍以上の濃度によって血管内の隅々にまで行き渡るので、この血中濃度の高さはビタミンCの効果の高さともいえます。
ビタミンCの効果はたくさんあり、がん予防・美肌効果・歯周病予防・抗ストレス作用などがあります。他にも倦怠感の軽減や疲労回復にも効果があります。
疲労を溜め込まない、蓄積させないことは大事で、これを見過ごしていると大きな病気の原因になりかねません。疲労の蓄積は体の免疫力を下げ、抵抗力も下げて、ウイルスや病原菌に負けてしまうことになります。そのような場合もビタミンC点滴療法を定期的に続けることで、慢性的疲労を撃退し、日常的によいコンデイションに体を整えることが出来ます。
またビタミンC点滴療法は、活性酸素を抑えることにも役立ちます。活性酸素はストレスによって発生し、細胞にダメージを与えて体をサビさせます。活性酸素は老化の原因になるだけでなく、がんや動脈硬化などの生活習慣病の原因にもなっています。体によくない働きをする活性酸素を抑え、抗酸化を防ぐことにもビタミンC点滴療法は効果的といえます。