ビタミン注射の効果:ストレスの減少
美容外科や美容皮膚科で施術を受けることが出来るビタミン注射が人気です。
ビタミンはお肌を美しくしたり、ストレスを緩和することが出来る
効果があることで知られていますが、口からサプリメントとして
服用した場合には、すべての成分が体に吸収されることはなく、
ビタミン注射のほうが効率が良いといわれています。
注射で直接体内に栄養素を取り込むため、経口投与のようなロスがなく
必要な成分を組み合わせて接種してもらうことが可能な点もメリットです。
クリニックによって扱っている成分などは異なりますが、二日酔いやストレス、
ニキビやアトピーなど身体の様々な不快な症状を改善させることが
出来るのが特徴です。
ビタミン注射にはビタミンBやC、ビオチンなど様々な成分が含まれており、
食生活が不規則になりがちな方や寝不足、ストレスを多く抱えている方にも
最適な治療です。
別名”ビタミンH”?ビオチンの特徴と働き
ビタミン注射で摂取できるビタミンの中で、あまり聞きなれない
ビオチンですが、具体的にはどのような働きをするのでしょうか。
ビオチンはビタミンB群の一種で、オランダの研究者ケーグルが
酵母を増殖させるために必要な因子として発見したことが起源です。
ビオチンは通称ビタミンHとも呼ばれています。
その特徴は水溶性のビタミンであるという事です。
水溶性ビタミンの特徴として、一度に摂取しても、そのほとんどが
尿として体外に排出されてしまうという特徴があるので
こまめに採る必要があります。
そういった面では、ビタミン注射を定期的に行うという事は
ビオチン摂取において理想的な摂取法であるといえます。
ビオチンは、過剰摂取しても健康被害の報告例が少ないというのも特徴です。
遺伝など先天的事情でビオチンが欠乏しているという患者に
1日の目安の摂取量を大幅に超えた量を経口投与しても
健康被害が報告された例は無く、採り過ぎを気にする必要は無いといえます。
体内での働きは、糖や脂肪酸、アミノ酸の代謝を助ける働きをします。
この働きにより、エネルギーを作り出す手助けにつながります。
ビオチンが不足すると、体内でのエネルギー不足により
食欲不振やうつ症状、あるいは脱毛など、皮膚の代謝も悪くなります。
ひいては、インスリンの分泌機能が低下し、1型・2型の糖尿病の
リスクが高まることも報告されています。
こうしたことから、ビオチンは私たちの体の健康維持において
重要な役割を担っているといえます。
ビタミン注射の様々なメリット
風邪をひきそうなときに接種しておくと重症化せずに済んだりお肌がきれいになる、
疲れが緩和されるといった口コミが多く見られます。
ビタミンを摂取するには食生活で摂取する方法がありますが、加熱すると
効果が半減してしまったり、毎日理想とされる量を摂取するのは難しいのが実情です。
ビタミンの注射なら気づいたときにクリニックに立ち寄るだけで
効果を実感することが出来ますし、食品やサプリメントよりも
ダイレクトに体に作用するのもメリットです。
ビタミン注射は1000円台から接種してもらうことが出来ますが、
付加する栄養素が多くなるとその分費用は高くなります。
一度の接種で様々な栄養を付加することが出来ますし、二日酔いや
アンチエイジングの為にも接種する方が増えています。
ビタミンの成分にプラセンタという成分を付加することで
婦人科系の不調や肌のトラブル、アレルギーの緩和などが期待できるため、
こうした成分を付加して注射する方も増加傾向にあります。
美容関係のクリニックの多くではこうした治療を行なっており、人気があります。