ビタミン注射の効果:肌荒れ改善
スキンケアや生活習慣を見直したのにも関わらず、ニキビなどの
肌トラブルが絶えないという悩みを持っている方も多いのではないでしょうか。
このような肌荒れの悩みを抱えている方は、美容皮膚科での治療を
検討してみてはいかがでしょう。
美容皮膚科では肌トラブルに対し、色々な治療法を提案してくれますが
中でも注目を集めているのが「ビタミン注射」です。
この治療は文字通り、ビタミンを注射によって直接、体内に注入する施術を行います。
治療に用いられるビタミンは主に、ビタミンC・ビタミンB1・
ビタミンB2・ビタミンB6などです。
これらのビタミン類は、肌トラブルを解消する効果があると言われています。
ビタミンCは美肌を作る際には欠かせないビタミンと言われていますが、
実際に美しく健康な肌を作る為には必要不可欠です。
ビタミンCは高い抗酸化作用があり、体内で増えすぎてしまった
活性酸素を除去する働きがあると言われています。
体内の活性酸素量が増え過ぎてしまうと、肌細胞が酸化を起こしてしまい
肌トラブルに繋がってしまうのです。
ビタミンB群、特にビタミンB2とビタミンB6は肌荒れ対策のために、
積極的に補いたいビタミンと言われています。
ビタミンB2は皮膚や粘膜を保護する作用や、代謝を高めるビタミンです。
補う事によって肌の新陳代謝がアップし、ダメージを負った肌の再生を促します。
ビタミンB6は炎症を抑える作用があるので、ニキビなど肌トラブルの
赤みが気になる時に補いたいビタミンです。
これら美肌作りに必要と言われるビタミンは、食事からでも
摂取する事は出来ます。
しかし、口から摂取した場合、胃や腸を通過した後に吸収されるので、
効果が現れるまでに時間がかかってしまいます。
特にビタミンCは水溶性ビタミンという事もあり、せっかく摂取しても
吸収されず尿や汗として排出されるケースも多いようです。
ビタミン注射であれば、直接血管内にビタミンを摂り込み、
効率的にビタミンの働きを得る事が出来ます。
ですので、肌荒れの解消にビタミン注射は大きな効果を発揮するのです。
日本における栄養学の創始者「佐伯矩」と歴史
スキンケアや美容の維持に欠かせない栄養学ですが、日本には1871年にドイツの医学者のホフマンによって栄養についての知識が伝えられました。
しかしながら当時は医学における一分野の認識としかされずに、学問として体系化されたものではなかったのです。
日本における栄養学の創始者は佐伯矩と言われており、医学の中の栄養学を学問において独立させた功績があります。京都帝国大学で医科学を学んでいた頃から栄養に対する関心が高く、内務省伝染病研究所に入った際には北里柴三郎の門下生として細菌学を研究していました。
1914年に佐伯矩は栄養研究所を創設し、栄養に関する講義を開始しました1920年には内務省の栄養研究所が設立され、初代所長になって活躍したのです。
さらに1924年には私費を投じて栄養学校を設立し、そこで学んだ生徒は栄養士と呼ばれ世に送り出されました。このような流れの中で1934年に日本医学会の分科会として栄養学会が正式に独立を認められた歴史があるのです。
佐伯は海外でも精力的に講義を行っており、その業績が認められて1937年には国際連盟主催の国際衛生会議において参加国が国家事業として栄養研究所の設立が行われ、栄養士の育成を行う事が決議されたのです。