ビタミン注射には副作用はある?
ビタミンは食事やサプリメントで補う栄養素というイメージがありますが、
今は治療によって補完できるようになっています。
美容皮膚科で受けられる「ビタミン注射」であれば、食事やサプリメントよりも
効率的にビタミンを補う事が可能です。
治療で注入するビタミンは主に、ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2・
ビタミンB6などとなっています。
それぞれのビタミンによって得られる効果に違いがあるので、
症状や希望する働きなどに合わせて注入するビタミンを選びましょう。
例えば、ビタミンCであれば高い抗酸化作用を得られるので
アンチエイジング対策に有効です。
メラニン色素の生成を抑制する作用もあるビタミンCは、
シミやくすみ対策としても治療に用いられています。
また、体の機能を整えるビタミンCは免疫力アップの作用もあるようです。
ビタミンB1はエネルギー代謝を効率的に行うビタミンで、
疲労回復やストレスの緩和といった働きを行います。
ビタミンB2は皮膚の代謝をアップする作用が、ビタミンB6は
皮膚炎の予防などの働きがあると言われています。
ビタミン注射は美容面だけでなく、健康面でも嬉しい効果を発揮してくれる治療です。
これらのビタミンは食事やサプリメントでも補えますが、
直接血管内に注入した方がより即効性があります。
体内に吸収される前に排出されてしまうという事もないため、
ビタミン注射はビタミンの効果を実感しやすい治療です。
食品にも含まれているビタミンを注入する治療ですので、
深刻な副作用が起こるという心配もありません。
ただ、治療ですので副作用のリスクがゼロという事はなく、
アレルギー反応や下痢、頭痛、湿疹、蕁麻疹といった症状が
起こるケースもあるようです。
ただ、このような症状が起こるのは本当に稀で、ほとんどの場合は
問題なく治療を受けられます。
ビタミン注射は注入系の治療の中でも特に安全性が高いという事もあり、
安心して施術を受けられるでしょう。
機能を高めたり症状の緩和にも|薬の種類とその作用
ビタミンなどの栄養素も、一種の薬のようなものといえます。
こうした薬になるものは、人間の体の機能を高めて
症状の緩和にも利用することが出来ます。
ビタミン注射は、ダイレクトに効き目が現れるメリットがあるため
美容と健康に効果的といえるものです。
こうした薬となる物質や栄養素などが持つ作用は
薬理作用という言葉で呼びます。
薬の成分や栄養素の種類によって、この薬理作用は大きく違ってきます。
主な薬の種類にはかぜ薬・胃腸薬・栄養補助薬・そして外用薬が挙げられます。
かぜ薬はかぜという症状を緩和する対症療法的な役割で用いますが、
最終的には本人の体力次第で治りの早さが左右されると考えられます。
安静にしていることが風邪から回復する鍵です。
胃腸薬や下痢止め、便秘薬もほとんどが症状の緩和を目的とした
対症療法となります。
ただ、中には胃酸の分泌を抑制することで、症状を引き起こす
原因をなくすタイプの原因療法として用いる薬もあります。
どちらも副作用がありますので、医師の指示に従った服用が求められるでしょう。
栄養補助薬は、ビタミンやミネラルなどの薬が含まれている
サプリや注射などを指します。副作用は、かぜ薬などの
医薬品と比べるとほぼありません。
外用薬は皮膚に塗ったり、貼ることで効果を得ます。
薬で腰痛やかゆみを抑える対症療法で用いる薬といえます。
医薬品に指定されている薬の場合は、全て薬事法と呼ばれる法律で
きちんと取扱い方法が定められています。それに従うようにしましょう。
副作用については、必ずしも害を与えるようなものばかりとは限りません。
しかし、薬物有害反応と呼ばれる各種症状に気づいたら、
できるだけ早めに医師に診せるようにしましょう。